ぼちぼち生きてます

解説者を凍らせた瞬間…バンクーバーの78.50

真新しいニュースがなかったので、
ニコニコ動画の旅をしてました(笑)

世界の解説動画は、いつも真央ちゃんのものを見ていたので、
KYの解説ものとか、見てみようかなと思ったのです。

昨日触れた2010、2011年の世界選手権について、
海外ではどんな解説があったのか知りたかったのですが、
バンクーバー五輪の翻訳ものが充実していたので、それを見ることに。

4つの動画を選びました。

・浅田真央SP(フランス解説)
・キムヨナSP(フランス解説)

・キムヨナSP(ロシア解説)
・女子SP総括(ロシア解説)

■真央ちゃんからKYへ フランスのテンションの変化

バンクーバーSPでは、
まずは真央ちゃんが演技、そのあとKYでした。

その流れをフランス解説で追っていくと、
KYの得点がどれだけ不可解なものであるか、よくわかります。

両方でライサチェック選手が比較対象に出されています。
真央ちゃんは男子のライサチェックより難しいコンビネーション、
KYは男子のライサチェックと同等のテクニックと紹介。

フランスの真央ちゃんびいきは有名なので、
真央ちゃんのときには、それはもう興奮しています(笑)
演技中も、演技後も、喋りっぱなし。

でも、KYのことも、
特に女性が努めて冷静に評価しようとしてるのがわかるし、
演技後も、素晴らしい試合をありがとう、と両者を讃えています。

点差をつけるとしても、
フリーでの好戦を期待して1点以内くらいが良いと。

フランスは、真央ちゃんのほうが好きだけど、
キムヨナのほうが1点くらい高いかも知れない、と予想してました。


ところが、真央ちゃんより5点も高いKYの点数が表示されてから、
フリーを見るまでもなくKY優勝が約束されているかのような状況を、
ロロさんも絶望的に感じてしまったのでしょうね。


■22番滑走 浅田真央 フランス解説(バンクーバーSP)

バンクーバー OP 女子 SP 浅田真央 (フランスお茶の間 Ver)


間違いなく世界最高のスケーターです
少なくともコンビネーションで一番リスクを選ぶ選手
曲は仮面舞踏会、作曲はソビエト連邦時代のアルメニアン・ハチャトリアン

マオアサダ、唯一トリプルアクセルをコンビネーションで跳ぶ選手です
最初にトリプルアクセルのコンビネーションです

アレー!(驚嘆)
すばらしいわ!!

パルフェ!(完璧です)
なんて高さのあるトリプルアクセル!
信じられない!

注目してください、次はトリプルフリップです

よし!うまい!

これよ、このポジション、まさにビールマン
これをビールマンと呼ぶのよ

ダブルアクセル、3Aに続いて綺麗に決めました
このダブルアクセルへの入り方が美しいです
これは結構珍しいんですよ

まさにシェ・ドゥーヴルの滑りを見せてくれてます
こんな真央が見られて本当に、本当にうれしい
すごく幸せ
真央は私のお気に入りのスケーターだ

俺も、俺も

このすぐ後にユナキムが滑りますが、
確かに彼女もうまいですけど
でもずっと前から僕はマオを応援していますから

だから日本のためにも嬉しいですよ
素晴らしい成功じゃないですか
いいんじゃないですか
トリノのオリンピックチャンピオンになった荒川静香に続いて
チャンピオンになってもね

本当ですね
チャンピオンの可能性を感じます

完璧な演技でした
ブラボーマオ、ブラボージャポン!

(ここからひときわ大きな声で)
素晴らしい!素晴らしい完璧です、マオアサダ!!
マオアサダ!SPにおいて大きな一歩!
素晴らしい演技で他の選手たちをとても大きく引き離すでしょう!
センセーショナルなパフォーマンスです、日本のマオアサダ!

信じられません!
3A-2はとても難しいんですよ!
男子メダリストのライサチェックより難しいコンビネーション
これは初めての快挙です

金メダルメーカー、タチアナ・タラソワ

(3A-2Tのリプレイ)

男子選手でも難しいのに、完璧よ、ほら見て!

(3Fのリプレイ)

素晴らしい着地!素晴らしい!!

3Aを決めたのは同じく日本の伊藤みどり以来だね

そう、でも、SPでオリンピックで3A-2を完璧に決めたのは史上初
マオアサダは女子オリンピック史上初めて、
トリプルアクセルを成功させましたね
しかもコンビネーションですよ!!

オリンピックにおいて3AはFPで既に実現されていますが
それはトーニャハーディングでしたね(笑)

(73.78と表示)

わぁおー!見てー!
テクニカルスコアは41.50

今までのパーソナルベストは58点くらいでした
トータルで73.78、1位につけました!

■23番滑走 キムヨナ フランス解説(バンクーバーSP)

バンクーバー OP 女子 SP キム・ヨナ(フランスお茶の間解説 Ver)


彼女は世界選手権金メダル、グランプリシリーズ全勝
曲はジェームズ・ボンド
芸術的レベルからみて例外的
ユナ・キム

彼女は年間800万ドル稼いでいるアマチュアスケーターですよ
それはすごいですね(笑)

芸術的な観点から少し厳しいものがあるけど
難しい3-3が

成功です、完璧
なんて堂々な

トリプルフリップ、うん、完璧

見てください、回転は完璧(スピン)
女性的な魅力
プログラムは成功しています

確かに、僕たちのマオより女性らしい
(notre petite mao asada:ノートル プティットゥ マオアサダ)
甲乙つけがたい

(演技終了)

このように素晴らしい試合をありがとう
オリンピック男子メダリスト、ライサチェックと同等のテクニックです
技術的にはマオアサダの方が上です
一方ユナキムはしなやかで、感情豊か
まだ少し子供っぽさがあるマオアサダより、女性的です

でも私はマオアサダのようがよかったと思います
私はマオアサダのほうが好きです
なぜなら、彼女はリスクを負いました

ですね、おそらく1、2点の差でしょう
多分ユナキムのほうが少し上でしょう
私だったらFPで公平な勝負を見るために
どちらか一方を1点差以内でポイントをつけるわね
フリーがありますから

(オーサーについて解説:カルガリーでメダリストだったなど)

彼は4年間ユナキムとやってきました

ふー、どうなるんでしょうか…

(78.50と表示)

あらららららら~
技術点が構成点とおんなじだわ!!

技術的にはマオの方が上だよ!
5点差ってのは、僕には驚きだね、バットサプライズ!
(mauvais suprise:モーヴェ シュルプリーズ)

4-3跳んだプルシェンコと同じくらいの
3A-2Tを跳んだマオとの差が5点もあるとは
フリーがまだ残っているが、ちょっと酷すぎる

ロロ、落ち着いて
真央は3Aを跳んだのにね



■キムヨナ→女子総括 ロシア解説もトーンダウン

ロシア解説も、真央ちゃん→KYの流れで見たかったのですが、
真央ちゃんのSPがなかったので、KYのSP→女子SP総括の流れで。

ご自慢の3Lz-3Tは、こちらの解説では回転不足だと、
解説者が口を揃えていたのですね。

でも他のジャンプもステップも素晴らしいと賞賛。
個人的な好みで真央ちゃんのほうがお二人とも好きだという程度。
このあたりでは、両選手とも素晴らしいと評価しているのがわかります。

ロシアは、真央ちゃんのほうが高いだろうとの予想。
点数は72点くらいが妥当だと言ってます。

ところが、予想より6.5点も高い得点を見てからは、
「もう、いいよ」と、投げやりになってしまいました。


さらにはタラソワよりオーサーのほうが審判受けがいいのかなど、
演技そのものとは別の次元にまで話は及んでしまいました。

採点が、演技そのものを評価しているものではない、
ということへの嘆きが伝わるような気がしました。

そのKYの銀河点を見たあとの、女子SPの総評。
この解説は、ぜひ一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

女子が3Aに挑戦することが評価されないこと、
同じように素晴らしいジャンプでも選手によってGOEが違うこと、
明らかに勝っているステップやスピンに、低いGOEが出てしまうこと、

それら不可解な採点について、

「もはやジョークですよ」

という言葉で締めくくっています。

■キムヨナ ロシア解説(バンクーバーSP)

ロシア語 キム・ヨナ バンクーバー五輪 SP  ユロスポ


いつも真央とヨナは競っている
真央は一つのプロで2回3Aを跳ぶ初めてで唯一の選手
キム・ヨナはこの間パリで210点という新記録
実際素晴らしかった

とりあえず黙って
すべては滑り終えてから

3Lz-3T、完璧
3F

(演技終了)

ブラヴォ
おもしろい。他にはないプログラム
真央が投げつけた白手袋見事に応えました
真央のあの演技の後にも全く動揺せず
プログラムを完璧にこなしました

甲乙つけがたいです
スケートに優劣をつけてもあまり面白くないですが
どちらが若干多くの点を稼いだか見てみましょう

3A-2Tのインパクトは強烈ですが、
3Lz-3Tのほうが基礎は高いです

(3Lz-3Tのリプレイ)

やや回転不足気味ですが

私は不足だと考えますが

ええ不足です

まあ許容範囲でしょう

Fはほぼ完璧
振付は素晴らしい
全身を使っています
ロシア式の真央とは違う(?)

スピンは真央のほうが好きだけどね
スパイラルも。
主観的な意見だけどね

僕はジャッジじゃないからわからないけど、
でも自分だったら(真央に)高い点をつける
難易度も驚異的で、ステップも素晴らしかった
エモーションもあった
彼女にもあるけれど
いずれにせよ僕は真央のほうが好きだ

真央のほうが感情豊かなプロだったね

客観的には72点くらいが妥当かな

(78.50と表示)

もーいいよ
はぁ?78.5だって?

え、78.5?
どうしてこんな点なのか調べてみないと
正直、理解できないね

ブライアン・オーサーのほうが、
タチヤナ・タラソワより(ジャッジの)敬意を集めてるってことかな

キム、真央の後は鈴木です
この大差は訳わからないでしょう

■ロシア解説(バンクーバー女子SP総括)

バンクーバーオリンピック女子SPおそロシア解説


これが現在の順位です。
ヨナキム、次いでマオアサダ…

ジャッジに期待しても無駄のようです。
すべてはあらかじめ決められていたかのようです。
キムがフリーで転んでも1位を守れるように。

繰り返します。
私たちの意見は完全に一致しています。
マオが一番でした。

キムがマオを5点近く上回るというのは酷いです。
本当に酷い…。

ですが、ジャッジはそう決めました。
少なくとも事実上のジャッジはもはや終わったも同然です。

というのも、金メダル争いについての最終結果は、
あらかじめ決まっているようなものだからです。

(ラウラ・レピストのリプレイ)

さきほどのリプレイです。
フィンランドの選手の演技ですね。

(浅田真央の3A-2Tリプレイ)

マオアサダです。
トリプル・アクセルです。

なんという高さ!
着氷もとてもきれいですね。
そしてダブル・トーループのコンビネーション。
このジャンプで彼女が得た加点はたったの0.6点ですよ。

きれいだね。

(キムヨナの3Lz-3Tリプレイ)

一方この回転不足のトリプル・ルッツが…でも回転不足です。
コンビネーションのトリプル・トーループも少し。
どうしてこれが+2なんですか?
せいぜい0.6ですよ。

それにジャッジは理解すべきだと思います。
女子がトリプル・アクセルを入れる難しさを。
それはトリプル・ルッツより難しいことです。

しかもヨナ・キムはスピンとステップのGOEでも
マオ・アサダを上回っています。

もはやジョークですよ(笑)



今日は画像がないので、
昨日作ったパズル最新作を(笑)

四大陸優勝おめでとう~
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イチロー選手のTシャツも話題になってました。
「カツサンドないの?」って(笑)

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  1. 2013/02/24(日) 15:30:58|
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