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バンクーバー前後で矛盾している荒川さんの論理

■バンクーバー前後で矛盾している荒川さんの論理

ザ・アイス中はネガティブなことは話したくなかったのと、
ロンドン五輪が始まってしまったので後手後手になってしまいましたが、
少し前の荒川静香さんの言葉が引っ掛かっています。

遅ればせながら7/12の荒川さんの対談です。
長編なので、気になる部分のみ抜粋します。
(それでも充分長いですが^^;)


この人と飲みたい : 荒川静香<前編>「トリノの私より成長したい」
スポーツコミュニケーションズ 2012-07-12 20:11:07

(前編は省略。↑のリンク先でご覧になれます)



この人と飲みたい : 荒川静香<後編>「よく分かるジャッジの謎」
スポーツコミュニケーションズ 2012-07-26 18:23:04

(中略)

 日本人ジャッジは厳しい?

二宮: フィギュアスケートの大会を見ていて感心するのが、演技後の「キス&クライ」です。どんなに失敗しても採点を見ずに帰ったり、悔しさを露わにしない。そこも含めて演技だという自覚があるのでしょうか?
荒川: まず、いくら演技に納得がいかないからといって、キス&クライに座らないと罰金をとられる決まりになっています。しかも目の前にモニターがあって、自分がどう映っているかが常に出ている。だから髪が乱れていないかとか、選手たちは画面を見ながらセルフチェックをしているんです。ただ、演技が良ければ選手は笑っていますし、悪いとあまり笑顔を見せない。演技中と比べると、素直な感情が顔に表れていると感じます。

二宮: 他のスポーツだとジャッジに納得がいかないと直接抗議に行く選手もいますが、フィギュアスケートでは、そういったシーンもほとんど見かけないですね。
荒川: いくら抗議しても、点数は絶対に覆りませんからね。自己評価と他人の評価は必ずしもリンクしない。その点は選手たちも割り切りができているのだと思います。良くても悪くても、ひとつの演技をやり遂げたという一定の満足感があるのではないでしょうか。

二宮: 先程、ファンにお国柄が出るという話がありましたが、ジャッジも国によって特徴はありますか?
荒川: もちろんです。ヨーロッパのジャッジは、やはり自分たちの国や地域の選手に対する評価が甘い面があるのかなと思います。一方、日本人のジャッジは逆の傾向が強い。日本の選手には厳しめの採点をすることが多いですね。「自分たちの国の選手をひいきしている」と思われたくないとの気持ちが無意識のうちに働くのかもしれません。

二宮: ではフィギュアスケートの世界では、日本のホームアドバンテージはないに等しいと?
荒川: もちろん自国開催だと、会場全体を味方につけられますから有利です。ただ、日本人のジャッジがいるからといって得になるとは限らない……。基本的に日本人のジャッジは無難な採点が多いですね。自己主張が苦手なお国柄なので、後でレビューした時に周囲から突っ込まれることを恐れるのかもしれません。これが外国人のジャッジだと、「大胆な点数だな」とこちらが感じるような演技でも、「ここがすごかったから高い点数をつけたんだ」と自信満々に主張してきます。

二宮: 採点競技は主観が入るから本当に難しい。現在は技術点、構成点といった具合に細かく分割して点数をつけるシステムになっていますが、かえって一般のファンには分かりにくくなっていますね。
荒川: 細かく点数は出ているように見えますが、かえって「なぜ、これが8点で、これが7点なのか」という説明がしにくくなっていると思います。曖昧かもしれないですが、昔のように6点満点でジャッジする方式のほうが良かったのかもしれません。

 世界最高得点=最高の演技?

二宮: 基準が明確化されているなら、ジャッジによって点数は違わないはずですからね。どうして同じ基準で点数が異なるのか、かえって疑問がわきます。
荒川: 芸術に対して点数をつけること自体、そもそも大変な作業です。ところが、点数を細かく計算するようになったために、最近は「世界最高得点が出ました」という記録に注目が集まるようになっています。そうすると、「世界最高得点=最高の演技」という、少しフィギュアスケートの本質とは異なる見方が生まれてしまう。本人の感覚では決して「最高の演技」ではなくても、世界最高得点が出ると周囲は「最高の演技」だったと思いこんでしまうんです。でも、後になってみると、人々の記憶に残っているのは演技そのものよりも、得点になってしまいます。これは選手にとっては不幸なことではないかと思うのです。

二宮: 確かにその通りですね。
荒川: たとえば、ある選手がショートプログラムで同じように滑ったのに、ある試合では70点で、別の試合では75点になることがあります。では、この5点の差はどこにあるのか? これを明確に説明するのは難しいでしょう。あえて説明するとすれば、それは期待値の差です。高得点を期待される選手が、その通りの演技をすれば高い評価が下されます。

二宮: つまり、最初から全選手がフラットの状態で採点されるわけではないと? 上位を期待される選手のほうが高得点を出しやすい構造になっているというわけですね。
荒川: たとえば韓国のキム・ヨナ選手がバンクーバー五輪のシーズンにどんどん得点を上げたことに対して、「点数を高くつけすぎだ」と批判する意見がありました。でも、彼女はジャッジが「このくらいやってくれるだろう」という期待に対し、素晴らしい演技で応え続けた。その積み重ねで得点が伸びていった側面があります。でも、多くの方々は目の前の演技だけで評価されると思っていますから、「こんなに点数が高いのはなぜ?」という疑問がわいてきてしまうのです。

二宮: なるほど。だから上位選手は少々ミスをしても、著しく低い点数にはならないわけですね。
荒川: キム・ヨナ選手やエバン・ライサチェク選手のバンクーバー五輪での金メダルは“積み重ねの勝利”と言ってもいいでしょう。五輪だけの演技で高得点をたたき出したのではありません。シーズンを通じて安定した演技が、ショートプログラムでの世界最高得点につながったのだと思います。いい演技を続けていると、ジャッジが「この選手はこのくらいできる」という安心感を抱くんですね。すると、同じ演技をしても得点が少しずつ上がっていく。逆に、ちょっと調子が悪くても良かった時の印象が強いから、それに救われて点数が高めに出る傾向があります。

二宮: 一方、銀メダルだった浅田真央選手は五輪前、グランプリファイナル進出を逃すなど不調でした。それがジャッジの印象に少なからず影響を与えたとの考えですか?
荒川: 真央ちゃんもバンクーバーのショートプログラムではミスがなかったのに、点数では5点近くの差が出ました。その原因を探るとシーズンのスタートで、やや評価を落としていたことがあげられます。2008年に世界選手権で優勝した後、なかなか思うような演技ができなくてジャッジへの印象が変わってきていました。五輪前はいい演技を続けていたにもかかわらず、評価は急には上がらない。それが得点差につながってしまったのかなと感じました。

二宮: つまり、戦いは五輪本番の前から始まっているわけですね。こうしたジャッジの傾向は選手たちも理解しているのですか?
荒川: 充分、分かっています。だから、世界選手権などの大きな大会だけでポーンと、いい演技をすればいいのではなく、他の試合でいい演技を継続して見せておく必要がある。私の場合もトリノ五輪の前のシーズンは決して良くなかったので、最初はジャッジの点数がなかなか出なかった。だからシーズンの前半はグランプリファイナルにも出られず、苦しみました。それが五輪前の2試合くらいから、まずまずの状態でも得点が出ていたので、評価が戻ってきたなとの感覚を抱いていました。

 採点で優劣を競いたくない

二宮: このことを踏まえておくと、フィギュアスケートの採点に対する見方が変わってきますね。継続性が大事だと分かれば、同じような演技で点差がつく理由が納得できる。
荒川: だから次のシーズンに関していえば、髙橋選手は最後の国別対抗戦でいい演技をしていたので、得点のベースは高い状態でスタートできると思います。休養から復帰する安藤美姫選手も世界選手権を制した状態で競技を離れましたから評価は悪くないのではと思います。

二宮: いやぁ、勉強になりました。荒川さんには一度、『フィギュアスケート、ジャッジの謎』というタイトルで本を出してほしいくらいです(笑)。
荒川: テレビの解説などでは短い時間でここまで説明しきれないのが実情です。ファンから常に「ジャッジが不正だ」という批判が出るのは、フィギュアスケートにとっても良くないこと。すべてジャッジに問題があるとは限らない点を知っていただければうれしいです。

二宮: 今までの話を聞いていると、荒川さんは「アスリート」というよりも、「アーティスト」と表現したほうがいいのかもしれません。「誰かに勝ちたい」という気持ちよりも、「自分の表現を極めたい」という思いで競技を続けてきたように感じます。
荒川: きっと、そうでしょうね。アマチュア時代から、ずっと得点で優劣がつくことに違和感がありましたから。2人の選手がどんなに素晴らしい演技をしても、1位と2位に分かれる以上、「片方は良くて、片方は悪い」という評価になってしまう。数あるスポーツのなかでフィギュアスケートを選んだのも、人それぞれのカラーが出せて水泳や陸上のように明確な勝敗がつかないところに魅力を感じたからだと思います。

(以下省略)

<荒川静香(あらかわ・しずか)プロフィール>
1981年12月29日、神奈川県出身。プリンスホテル所属。5歳でスケートを始め、小学3年で3回転ジャンプをマスター。天才少女と呼ばれる。94年~96年には全日本ジュニアフィギュア選手権3連覇を達成。97年にシニアへ移行後、日本選手権で初優勝。98年、長野五輪出場を果たす。2004年、ドルトムントの世界選手権では技術点で満点の6.0をマークし、ワールドチャンピオンに。06年のトリノ五輪ではショートプログラムとフリースケーティングで自己ベストを更新して金メダルを獲得。日本フィギュア界で初めて世界選手権、五輪両方での金メダリストとなる。同年、プロ宣言を行い、現在は国内外のアイスショーを中心に、テレビ出演などさまざまな分野で精力に活動中。8月24日~26日には自身がプロデュースするフレンズオンアイス(>>公式サイト)が開催される。
>>オフィシャルサイト

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気になった部分の主旨を抜き出して、
感想を書いてみたいと思います。

気になったところ

「ある選手が同じように滑っても、ある時は70点、ある時は75点が出る。これは期待値の差。」

「期待値」など採点基準のどこにもないのに、
ここでいきなり論理が破綻しているのでは…。
同じ演技をしたら、同じ点数が出るべきだと思います。



「キムヨナやライサチェックのバンクーバー金は、シーズン通して安定していた積み重ねの勝利。」

上と同じ理由で納得できません。
シーズン通して安定して同じ演技だったとしたら、
シーズン通してその選手の点数は横バイ…つまり逆に成長していないと言えるかも。



「真央ちゃんはシーズン始めに評価を落としたためノーミスでもキムヨナより5点低かった」

バンクーバー前の同じ対談では「猫がジャッジしているのと同じ」だと採点を批判していたのに、
いきなり「猫ジャッジ」の採点が正当だったという前提で語り始めたことに驚きました。



「世界選手権だけボーンといい演技をするのではなく、他の試合でいい演技を継続する必要がある」

それは世界選手権以外の試合をシーズン中スキップした選手への批判と捉えてもよいのでしょうか。
世界選手権以外スキップした2011年KYの銀メダルへの説明にならないかと…。



「安藤選手は世界選手権の高評価のままなので1年間休養したが評価は悪くないはず」

これは単純に意味不明なのですが、
試合に出続けて試行錯誤しながら努力している選手よりも、
丸々休んで評価を下げない選手のほうが、次のシーズンはお得ってことでしょうか。



「私も五輪前のシーズンはよくなかったが、五輪直前の2試合で評価が戻ってきた」

これ置いときますね。

荒川静香五輪シーズンの成績
ara.jpg

浅田真央五輪シーズンの成績
まお

荒川さんは五輪シーズン最後の2試合で評価が上がったということですが、
Wikipediaと公式HPで知る限りでは、ずっと3位のまま。
他に出た試合があるのでしょうか…私が知らないだけ(・_・?)

一方真央ちゃんは、五輪シーズン前半は不調だったものの、五輪直前の全日本・四大陸で金メダル。
荒川さんの五輪前2試合よりも評価は上がっていたはずではないでしょうか。

こうやって考えると、先の
「シーズン前半の評価が低いのでKYより5点低くて妥当」
という論理が破綻してしまいます。


二宮氏がバンクーバーに話を振ったわけでもないのに、
いきなりバンクーバーの話を蒸し返してきて、
採点が正しかったという前提の上で話し始めたことも気になりました。

というのも、同じ二宮氏との2009年、つまりバンクーバー前の対談では、
「あんなデタラメな採点なら猫がジャッジしても同じ」という審判批判を、
荒川さんご自身が力説されていたからです。

この3年間で荒川さんの考え方が変わったということでしょうか。

念のため、2009年の対談も貼っておきますね。
過去記事はこちらです→採点の公正さに関する論評…2つのインタビューと1つの論文ご紹介

(同じ二宮氏との2009年5月の対談)

この人と飲みたい : 荒川静香<後編>「フィギュア採点方式に異議あり!?」
スポーツコミュニケーションズ 2009-05-28 15:30:00

(中略)

 ジャッジは猫でもできる!?

二宮: 実際にフィギュアスケートを体験したことがない私にとって、一番わかりにくいのが採点システム。毎年のように基準が変わるので、新方式についていくので精一杯です(苦笑)。選手たちは滑っていて、このくらいの点数が出るというのはわかるのですか?
荒川: だいたいは分かりますが、自分がつけた点数と違うということはよくあります。ジャッジも人間なので、主観が入ったり、名前や演技内容に引っ張られてしまうところがある。トップクラスになると、本来の滑りが出せなかったり、少々のミスがあったとしても高得点が出るだろうという選手もいます。世界選手権のメダリストクラスが、ショートプログラムで失敗しても下位になることはないのは、そのためもあるかもしれませんね。。

二宮: 同じ演技でもジャッジによって、点数が大きく異なることもあります。プロがつけていて、こんなにも差が出るものか。疑問を感じます。
荒川: 今のシステムでは、まず技を認定するスペシャリストがいて、そのジャッジが定めた技の基礎点に対して、他のジャッジがそのできばえをプラス3からマイナス3までの幅で評価しています。私にも、どうしてプラス1のジャッジがいればマイナス3のジャッジもいるのかわからない。本当に見ていたのかなって思っちゃう時も実際のところありますね(苦笑)。

二宮: 荒川さんがわからないんだったら、一般の人はもっと分からない。
荒川: もしわからなかったり、見逃したならば0をつければいいと思っちゃうんです。こんなにバラバラなら正直、猫が座っていてもボタンを押すだけなので同じなんじゃないかと(笑)。プラス3からマイナス3までアトランダムにつけたのと変わらないですから。と、いうことにならないためにも、技ひとつひとつに点数を持たせる採点法を取り入れる以上、選手がやったことに対して、スペシャリスト以外のジャッジも含めて、自信を持って点数をつけていく、目の前で起こったことをしっかりと明確に見極められる「目」を持つ必要があると思うのです。その点数の積み重ねが、選手の運命を左右するのですから。

二宮: 点数について解説するのも一苦労ですね。
荒川: 今の方式は解説する側にとっても難しい。なぜ、この選手の点数が伸びなかったのかを説明しようにも、同じように演技した選手が意外にも得点を伸ばすことがある。そうなるとどうしてこのような点数が出たのか指摘しづらいこともあります。そうすると演技を褒めるしかなくなるんです。これでは、納得のいく解説にはならないですよね。
 
二宮: 裁判員制度みたいに、これからは一般の方も加えるのも一案かもしれません(苦笑)。
荒川: 「猫と一緒じゃない」って反論するくらいの自信と信念、誇りを持っているジャッジに採点してほしいですね。実はジャッジにはフィギュアスケートの未経験者もいるんです。ルールだけを勉強して受験を受け、ジャッジを務めている。「本当はこれは高度な技なのに」と思うものが適切な評価にならなかったり……。

二宮: 現行のルールは採点基準を明確化するために導入されたと聞きましたが、選手の感覚からすれば実態は逆だと?
荒川: 基準を細かくすればするほど、明確じゃない部分が目立ってしまうんですよね。そもそもフィギュアスケートは人の主観が入る競技。採点の明確化をウリにできるものではないかなと。技の認定には「何秒、その状態を保つか」「何回転するか」といった数値が定められていますが、フィギュアの特徴にはそぐわない。これでは、たとえ音楽に合わなくても、3秒、技を続けたほうが点数になるという話になってしまいます。

二宮: 以前はジャッジ別に国籍と点数が出ていましたが、近年は誰が何点をつけたのかわからないシステムになっていますね。
荒川: ソルトレイク五輪で判定に対する疑惑が浮上して、国同士での採点の裏取引を防止するためにジャッジの匿名化が行われました。でも、不可解な点数を出せば、そのジャッジが責められるのはプロである以上、当たり前。点数の出所をあやふやにしたら、ジャッジ能力は全く問われなくなってしまいます。選手よりもジャッジを守るためのルール改正と思わざるを得ませんね。

(以下省略)


この2009年の対談を読んだときは、
荒川さん、よくぞ言ってくれました!と感謝の気持ちすら覚えたのですが、
今回の対談は矛盾点が多く、説得力を感じませんでした。

みなさんはどう思われましたか?



■ザ・アイスの写真がいっぱい。

シブタニ兄弟のHPで、ザ・アイスの非公開写真がたくさん出てます。
いくつかお借りしてきましたm(_ _;)m

最初の、兄弟揃っての写真が微笑ましいですね。
なるみちゃんは、スイカが重たそうです(笑)

MAIA 6 ALEX SHIBUTANI 写真ギャラリー より

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  1. 2012/08/08(水) 20:12:34|
  2. フィギュアのお勉強|
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