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カナダ選手権男子FSの結果を受けて、自分なりに思ったこと。

私は、朝起きて仰天しました。

「パトリック・チャン、遂に300点超え」
101.33 + 200.81 = 302.14

衝撃その1 FSの得点は200.81!SPの101.33とあわせて302.14
衝撃その2 演技構成点は全て9.50以上!10.0014個!
衝撃その3 2位のケヴィン・レイノルズとの総合得点の差が62.07
衝撃その4 ケヴィン・レイノルズが4S、4T、4Lo(結果は<<)、3F+3T+3Loの超絶プログラム!

あまりの衝撃に、思わず表を作って分析してしまいましたが、
その前に一通り結果を整理しておきます。

カナダ選手権男子の最終結果です。
ブログウオッチャー::JUGEM様より、表をお借りしました。

Snap6779848.jpg

採点の詳細はこちらで
カナダ選手権2012 公式サイトトップページ
→カナダ選手権2012 男子FSプロトコル(PDFファイル)

パトリック・チャンのプロトコル カナダ選手権 FS1位 
Snap6779846.jpg

ケヴィン・レイノルズのプロトコル カナダ選手権 FS2位
Snap6779847.jpg

頑張ったほかの選手には申し訳ないんですが、
1位のパトリック・チャンとケヴィン・レイノルズだけを比較してみました。

以下は、自分がわかりやすくするために、
ジャンプ、ステップ&スピン、演技構成点に分けて集計してみました。

■ジャンプの比較

パトリック・チャン                  ケヴィン・レイノルズ
ジャンプ基礎点GOE合計ジャンプ基礎点GOE合計
4T+2T+C11.601.1712.774S10.50-0.5010.00
4T10.302.3312.634T10.30-0.339.97
3A8.502.0010.503A8.500.509.00
3Lz+1Lo+3S+C x11.772.1013.874Lo<<5.10-2.103.00
3Lo x5.611.407.013F+3T+3Lo+C x15.950.5816.53
3F+3T+C x10.341.0511.392A+3T<+C x6.82-1.335.49
3Lz x6.601.878.473Lz x6.60-0.705.90
2A x3.630.924.553S+3Lo<+C x8.58-1.177.41
Pチャン合計68.3512.8481.19ケヴィン合計72.35-5.0567.30

■ステップ・スピンの比較

パトリック・チャン                  ケヴィン・レイノルズ
ステップ・スピン基礎点GOE合計ステップ・スピン基礎点GOE合計
CiCt33.301.504.80CiSt33.300.673.97
FCCoSp43.501.174.67FCCoSp43.500.504.00
CSSp32.601.253.85ChSt12.001.173.17
ChSt12.002.104.10CUSp42.900.503.40
CCoSp43.501.104.60CCoSp33.000.673.67
Pチャン合計14.907.1222.02ケヴィン合計14.703.5118.21

■演技構成点の比較

Program ComponentPチャンケヴィン
Skating Skill19.3414.84
Transition/LinkingFootwork19.1613.84
Performance/Execution19.8414.92
Choreography/Composition19.5014.76
Interpretation19.7614.76
合計97.6073.12

■自分なりの検証

パトリック・チャンのジャンプは全て認定されているので、
もともと68.35の基礎点で構成されていたのですね。
(正確には、冒頭の3-2は3-3の予定だった思うので、+2.7かも)

ケヴィン・レイノルズは、4Loがダウングレードになってしまいましたが、
もともとは80.45という物凄い基礎点のジャンプで構成していたことがわかります。

4Lo(基12.0)が3Lo(基5.1)認定となったために、ここで6.9の基礎点を失ってしまいました。
それにしても、ケヴィン・レイノルズ選手の高難度ジャンプへの取り組みはいつも凄いです!

それぞれに予定していた基礎点と結果は、このようになりました。

パトリック・チャン   ジャンプ基礎点 予定68.35 → 結果81.19 (GOE 12.85
ケヴィン・レイノルズ ジャンプ基礎点 予定80.45 → 結果67.30 (GOE -5.05


それにしても、技術点のGOEの差が物凄いです。

パトリック・チャンのGOE   SP11.40 FS19.96 合計31.36
ケヴィン・レイノルズのGOE SP 3.61 FS-1.54 合計 2.07

1位と2位の間に、
技術点のGOEの差は29.29もあります。

技術点だけではありません。
演技構成点の差は24.48もあります。

GOEとPCSの合計は、1位と2位で53.77もあるのです。

ケヴィン・レイノルズのPCSは、6~8点台が並んでいますが、
私の感覚では、表彰台争いをするレベルにある選手の標準的な値だと思うのです。

アバウトですが、

7点台が世界レベルの選手
8点台が審判が勝たせたい選手
9点台は、満点に近いといえるくらい高すぎる点数


という覚え方をしています(合ってますでしょうか…?)

もしそれが正しいなら、
今回のパトリック・チャンのFSだけで10点満点が14個も出たということは、
審判が勝たせたい以上の、絶対勝ってもらわなければならない選手ということになるのでしょうか。

FSの演技を動画で見ました。
上手な選手であることは、今さら説明するまでもありません。
でも、私が1回見ただけでも、何ヶ所か怪しいところがありました。

最初の4Tの着地が傾いていたため、2Tしかつけられませんでした(なのにGOEは1.17
後半3F+3Tの着地は足りてるのか?と一瞬思ったし(GOEは1.05なのでOKだったのでしょうね)
動画3:35あたりの足元はつんのめって見えたし(そういう振付なのかも…ですが)
イーグルは膝が伸びてないし(180度開いてればOKなのかな?でも美しいほうがいいと思う)

少なくとも、昨日のSPの演技のほうが完成度が高かったと思いました。

昨日の10点満点4つというのも驚きましたが、
今日の演技でそれを越える10点満点14個というのは、正直おかしいと思いました。

■パトリック・チャンについて思うこと

私は、パトリック・チャン選手が嫌いなわけではありません。
世界のトップ選手であることは誰もが認めているでしょう。

18歳の頃、パトリック・チャンにこんな発言があったと聞きます。

「4回転はジュベールみたいなスケーティング技術の高くない選手が
ポイントを埋め合わせるために必要なものだと思う」


スケーティングの巧い彼は、バンクーバーの頃までは、
自分に4回転は必要ない、と思っていたとか。

それが突然4回転を入れるようになり、しかもきれいに決めるようになりました。
どういう心境変化かは、恥ずかしながら知らないのですが、良い傾向には違いありません。

跳ぼうと思うだけで跳べるものではないし、
見えないところでたくさん練習して、跳べるようになったはずなので、
そういう努力ができる選手であるということには、非常に好感を持ってます。

ただ、やはり得点が高すぎるところが理解不能で、素直に好き!と言えないのが残念です。
彼の場合、着地が怪しくても全て認定されて、加点までついてしまう。
それも0.いくらというささやかなものではなく、一気に2点近く平気でついてしまう。

他の選手だったら、きれいに見えてもダウングレードやアンダーローテーションは、
当たり前についてくるというのに。

■キムヨナの228.56の異常性を忘れてはいけない

そして、今回の300点という採点を見て、不安が一気に湧いてきました。

去年の世界選手権で280.98という非常に高い点を受けた彼は、
次は300点を目指したい、と話してました。

300点なんて、そんな冗談を…と思っていたら、
こんなにも早くそれが現実のものとなってしまいました。
それもこんなに軽々と。

昨年、パトリック・チャンの高得点に世間は驚きました。
昨日は、SPの101.33に目が点になりました。
今日は、FSの200.81に開いた口が塞がらなくなりました。

こんなにも短いスパンで、
ありえないと思っていた高得点の記録が簡単に塗り替えられてしまう。

そのうち、ファンも彼の高得点にはいちいち驚かなくなって、
試合のたびに記録更新することも当たり前に受け入れるようになったら、怖いな、と思うのです。

神経が麻痺してしまうのが怖い。

300点が当たり前の状況になってしまったら、
バンクーバーのキムヨナの228.56という点数が正当化されてしまいそうだからです。

チャンに比べたら、キムヨナなんて可愛いもの♪
という一言で済まされるようになる可能性が高くなると思うと、非常に怖いです。

このまま、こんなデタラメな採点を続けていいものでしょうか。

■日本スケート連盟は、必要に応じて抗議を

ところで、日本スケート連盟は、
このパトリック・チャンの採点を見て、何の疑問も抱かないのでしょうか?


高橋大輔選手の全日本での素晴らしい演技よりも、
パトリック・チャンの今回の演技のほうがうんと素晴らしかったと手放しで賞賛しているのでしょうか。

もし少しでもおかしいと思うなら、
カナダに問い合わせるか、全日本の審判に問い合わせるか…
まぁ、それぞれの国内大会でのことなので、比較も抗議も難しいとは思いますが、
高橋大輔選手とパトリック・チャンが同じ大会に出たときには、目を大きく開いてチェックしてほしい。

例えば世界選手権で、
高橋選手が全日本選手権のような素晴らしい演技をする。
パトリック・チャンがカナダ選手権のような素晴らしい演技をする。

どちらも素晴らしい演技をしたときに、
あからさまな点差をつけられたら、迷わず抗議をして欲しい。

せめてそれくらいはしてほしいと思います。


採点に疑問は残りますが、
頑張った選手たちには拍手を送りたいと思います。

2012カナダ選手権 男子表彰式
2012カナダ選手権男子

2012カナダ選手権 女子表彰式
2012カナダ選手権女子



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  1. 2012/01/24(火) 07:34:04|
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